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接着剤選定と作業時のチェックポイント
使用上の注意事項
何と何を接着しますか
厚み、形状
被着体の材質名
多孔質、非多孔質
被着体の耐熱、耐溶剤性
ど んな目 的 で すか
接合部がおかれる環境
外力
温度、
湿度
充てん ○力のかかり方
引張り、せん断、割裂、はく離
○力の大きさ
○力のスピード→衝撃
○力が継続してかかりますか
→クリープ
水、
塩水、油、溶剤、薬品
仮どめ 天候
シール
製品寿命
○塗布方法により、接着剤の粘度、不
揮発分、垂れ易さの検討を要します
どんな塗布方法ですか
接 合 部 の 形 状は
自動、
手動 接着面積
両面、片面、含浸 形状
塗布器具・装置 ○接着剤の説明書および製品安全
データシート(MSDS)をよく読
んでください
○溶剤を含む接着剤は、換気、防火
にご留意ください
○冷暗所に保管してください
○接着面積をできるだけ大きく
○はく離力を小さくする
○せん断方向に力がかかるようにする
全面、線、点
接合物の大きさ
保 管・取 扱 上 の 注 意
経 済 性
(接着コスト)
設備コスト
防火 環境衛生 接着剤コスト
貯蔵 貯蔵安定性
エネルギー
人員、
時間、
候補接着剤の決定
確
○被着体表面に水分、ほこりがつか
ないように保管してください
○表面の水、油、ごみ、さび、離型剤
は除去してください
○表面処理(サイディング、バフが
け、溶剤拭き、酸・アルカリ処理、
電子線照射、プライマー塗布な
ど)が必要な場合があります
○強度の発現性の遅いもの(常温
硬化のエポキシなど)は、治具・堆
積等で静置することが必要です
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認
試
験
○試験片による試験
○実物又は類似物による試験
接 着 剤 の 決 定
被 着 体 の 準 備
接 着 剤 の 種 類
使用期限
保管 使用温度
表面清掃 ○接着剤の説明書をよく読んでくだ
さい
○夏用、冬用の区分のあるものがあ
ります
○2液形接着剤は、よくかきまぜてく
ださい
2液形では混合比、
混合量、
可使時間、硬化時間
表面処理
接
着
剤
塗
布
貼
り
合
わ
せ
圧
締
養
生
○接着剤の種類、被着体の種類によ
り、オープンタイムが異なります
ご使用に際し、取扱説明書および製品安全データシート(MSDS)をよくお読みいただいた
うえ、災害のないように正しくご使用ください。
1. 溶剤形接着剤およびシンナー
(1) 消防法危険物第4類に該当しますので火気厳禁です。
取扱い、運搬、保管等については法を遵守し、災害のないよう作業を行ってください。
(2) 労働安全衛生法、および有機溶剤中毒予防規制に該当しますので換気や保護具の使用等、
法を遵守してください。
2. 反応性ホットメルト接着剤
(1) 健康上注意を要する物質であるMDI(4、4’-ジフェニルメタンジイソシアネート)を含有
する製品を取扱う作業場所には局所排気装置をつけてください。
(1) 溶融機器、塗布機器を扱う場合は火傷防止の措置をとってください。
(2) 溶融温度は130℃以下にしてご使用ください。
3. ホットメルト接着剤
(1) 蒸気を発散する場所には局所排気装置をつけてください。
(2) 溶融機器、塗布機器を扱う場合は火傷防止の措置をとってください。
(3) 溶融温度は製品説明書に示す使用温度内にしてご使用ください。
4. エポキシ系接着剤
(1) 皮膚に触れたり、蒸気を吸入すると炎症や湿疹等の皮膚障害を起こすおそれがあります
ので、皮膚に付着させないでください。また取扱う作業場所には局所排気装置をつけて
ください。
(2) 危険物に該当する製品は火気厳禁です。
(3) 異常反応を起こすおそれがあるので、指定された以外の材料と混合しないでください。
(4) 健康上注意を要する物質であるエポキシ樹脂を含有する製品を取扱う場合は、労働安全
衛生法を遵守した作業を行ってください。また、取扱う作業場所には局所排気装置をつ
けて作業を行ってください。
5. 建築用シーリング材
(1) 労働安全衛生法、消防法危険物に該当する製品は法に従い、災害のないよう作業を行って
ください。
(2) 特に溶剤、プライマー等を取扱う場合は、換気を行い、火気厳禁です。
6. 湿気硬化形ウレタン系接着剤
(1) 健康上注意を要する物質であるMDI(4、4’-ジフェニルメタンジイソシアネート)を含有
する製品を取扱う作業場所には局所排気装置をつけて作業を行ってください。
(2) 消防法危険物、労働安全衛生法に該当するものは、各法規に従い、災害のないよう作業を
行ってください。
7. グルーガン
(1) 引火性溶剤等の使用付近では、火災・爆発の恐れがありますので、使用しないでください。
(2) 可燃物上での加熱放置は、火災の原因になります。不燃物上に付属スタンドを立て保管
してください。
(3) 加熱使用中は、ノズルおよびノズル先端部が高温になりますので、素手で触れないでくだ
さい。
(4) 使用中、使用後もグルースチックは抜かないでください。火傷、故障の原因になります。
(5) 幼児や子供の手の届く所での使用、保管はしないでください。
お願い
1.
2.
3.
4.
お客様の用途、用法に合致することをあらかじめご確認のうえ、ご使用ください。
本案内の記載の特性データは、測定結果の一例であり、保証値ではありません。
本案内の製品仕様は、お断りなく変更することがあります。
本案内の製品の使用あるいは応用に関し、第3者の工業所有権に抵触しないことを保証する
ものではありません。
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