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はじめに
取扱説明書
2
各部の名称と機能 5
A/D コンバーター内蔵プリアンプ
SV-192A/D
このたびは、サンバレー製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
ご使用前にこの「取扱説明書」をよくお読みいただき、正しくお使いください。
この取扱説明書は大切に保管してください。
接続する
8
聴く
12
録音する
14
仕様
17
お困りのときは
19
目次
1. はじめに
1.
はじめに ...........................................................................................2
本機の特徴 ...................................................................................2
梱包内容の確認 .........................................................................2
安全上のご注意...........................................................................3
2. 各部の名称と機能 ......................................................................5
本体前面 .......................................................................................5
本体背面 .......................................................................................6
リモコン .............................................................................................7
3. 接続する .........................................................................................8
3.1.
音源を入力する.................................................................8
3.2.
音声を出力する.................................................................9
3.3.
デジタル音声を出力する .................................................9
3.4.
外部クロックを接続する....................................................9
3.5.
パソコンと接続する ......................................................... 10
4. 聴く ................................................................................................ 12
4.1.
電源を入れる................................................................... 12
4.2.
音源を選択する.............................................................. 12
ライン入力を音源とする場合 ................................................. 12
プレイバック入力を音源とする場合 ...................................... 12
パソコンを音源とする場合....................................................... 13
4.3.
音を調節する................................................................... 13
モニター音量を調節する.......................................................... 13
小さな音量で聴く(アッテネーター)........................................ 13
入力ゲインを切り換える........................................................... 13
消音する(ミュート).................................................................... 13
トーンを調節する ....................................................................... 13
アナログ VU メーターの調整.................................................... 13
4.4.
デジタル音声を出力する .............................................. 13
5. 録音する ...................................................................................... 14
5.1.
Level-1(32/44.1/48kHz 16bit) .............................. 14
5.2.
Level-2a(88.2/96kHz 24bit) ................................... 15
本機のデジタル出力を録音する場合.................................. 15
本機のアナログ出力を録音する場合 .................................. 15
5.3.
Level-2b(88.2/96kHz 24bit)................................... 15
5.4.
Level-3(176.4k/192k 24bit).................................... 16
5.5.
アナログ出力を録音....................................................... 16
5.6.
他のデジタル音響機器と同期をとる.......................... 16
本機をマスターにする場合...................................................... 16
本機をスレーブにする場合...................................................... 16
6. 仕様.............................................................................................. 17
内部機能ブロック図.................................................................. 18
7. お困りのときは............................................................................. 19
7.1.
故障かな?と思ったら.................................................... 19
共通 ............................................................................................. 19
プリアンプ出力 ............................................................................ 19
デジタル出力............................................................................... 19
デジタル入力............................................................................... 19
7.2.
お問合せとアフターサービス .......................................... 19
2
本機の特徴
本機は A/D コンバーターを搭載した真空管プリアンプです。CD
プレーヤーやレコードプレーヤーなどのオーディオ機器から音声を
入力し、真空管増幅回路を通して出力します。また、入力した
オーディオ信号は同時に A/D 変換し、デジタル音声として出力
します。
z 各入力(LINE2∼LINE4、PHONO)からライン出力(LINE
OUT 1、2)の間は、真空管のみを使用した増幅回路で構
成しています。(TONE スイッチ切時)
z LINE1 入力のバランス−アンバランス変換部、トーン回路、
モニター入力、録音出力バッファー部、バランス出力回路及
びヘッドフォンアンプ部は、それぞれ専用に設計した高音質
回路で構成。フォノイコライザーは RIAA 回路に CR 型を採
用した、オール真空管回路を採用しています。
z 192kHz 24bit A/D コンバーター
32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz のサンプリング周波数
と 16/20/24bit のビット深度を自由に選択できます。さらに、
業務規格である AES/EBU フォーマットと民生規格の
S/PDIF の双方に対応。さまざまなデジタル入力機器との接
続が可能です。
z USB オーディオ内蔵
パソコンと USB 接続することにより、A/D 変換したデジタル
音声をパソコンで録音できます。(32kHz/44.1kHz/48kHz、
16bit のみ)また、パソコンの再生音をプリアンプでモニターす
ることも可能です。
z 外部クロック機能
外部からのワードクロック入力に対応しています。マスターク
ロックジェネレーターのクロック出力を本機及びデジタルレコー
ダーや D/A コンバーター等に入力することで、すべての機器
が同期し、制度の高いレコーディングや D/A 変換が可能で
す。また、ワードクロック出力端子も装備。本機をマスターに
した接続も可能です。
梱包内容の確認
以下の付属品を確認してください。
z SV-192A/D 本体
z 電源コード
z リモコン
z 単 4 乾電池
z 取扱説明書(本書)
z 保証書
1台
1本
1台
2本
1冊
1枚
安全上のご注意
製品を安全にお使いいただくため、ご使用前に必ずお読みください。
„ 絵表示について
表示を無視して誤った取扱いをしたときに生じる危険や
傷害の程度を以下の表示で区分しています。
お守りいただく内容を以下の例のような絵表示で
区分しています。
死亡または重症を負う可能性が想
定される内容を示しています。
注意・警告を示します。図の中に具体的な注意
内容が描かれています。
障害を負う、または物的損害の発生
が想定される内容を示しています。
禁止行為を示します。図の中や近傍に具体的な
禁止行為が描かれています。
行為の強制や指示を示します。図の中や近傍に
具体的な指示が描かれています。
異常が発生したら、電源プラグを抜く
z 煙や異臭、異音がするとき
z 機器の内部に異物や水などの液体が入ったとき
z 落下などでキャビネットを破損したとき
そのまま使うと火災・感電の原因になります。サービス係にご相談ください。
指定外の電源で使用しない
z 海外で使用しない
z 交流 100V 以外の電源で使用しない
指定外の電圧電源や直流電源などへの接続は火災・感電の原因になります。
電源コードやプラグを傷つけない
z 傷つけたり、上に重いものを置いたり、本機の下敷きになるようにしない
z 加工、無理な折り曲げ、ねじり、引っ張り、結束、加熱などをしない
火災・感電の原因となります。万一破損した場合は、サービス係までご連絡ください。
雷が鳴り出したら機器に触れない
雷が鳴り出したら、機器本体や電源コードに触れないでください。感電の原因になります。
濡れた手で電源プラグの抜き差しをしない
感電の原因になることがあります。
異物を入れない
z 通気孔などから内部に金属類や燃えやすいものなどを差し込んだり落としたりしない
火災・感電の原因になります。
放熱を妨げない
z 通気孔をふさいだり、他の機器を重ねたりしない
z 高温になる場所に置かない
内部に熱がこもり、火災の原因になります。
3
水のかかるところに置かない
z 風呂場など、水気のある場所に置かない
z 上に花瓶や水などの入った容器を置かない
内部に水などが入ると火災・感電の原因になります。
電源プラグを清掃する
電源プラグの刃及び刃の付近にほこりや金属物が付着している場合は、電源プラグを抜いてから乾いた布で取り除い
てください。そのまま使用すると火災・感電の原因になります。
分解、改造は絶対にしない
z カバーを外したり、分解したり、改造したりしない
火災・感電の原因になります。内部点検・修理はサービス係にご依頼ください。
音量を下げて電源を入れる
電源を入れる場合は音量を最小にしてください。突然大きな音が出て、聴力障害などの原因となることがあります。
正しく接続する
オーディオ機器等を接続する場合は、その機器の取扱説明書をよく読み、説明に従って接続してください。また、接続
時は電源を切り、正しいケーブルを使用してください。
コンセントの近くに設置
この機器は電源コンセントの近くに設置し、電源プラグに容易に手が届くようにしてください。
不安定な場所、危険な場所に置かない
z ぐらついた台の上や傾いた場所、高い場所、振動や衝撃の起こる場所など
火災、感電やけがなどの原因になることがあります。
環境の悪い場所に置かない
z 湿気やほこりが多い場所
z 調理台や加湿器のそばなど、油煙や湯気が当たる場所
火災・感電の原因になることがあります。
電源コードを熱器具に近づけない
コードの被覆が溶けて、火災や感電の原因となることがあります。
電源コードを引っ張らない
コードが傷つき、火災や感電の原因になることがあります。必ずプラグを持って抜いてください。
本機を移動させる場合は必ず電源プラグをコンセントから抜き、外部機器との接続コードを外してから行ってください。
コードが傷つき、火災・感電の原因になることがあります。
旅行などで長期間ご使用にならない場合は、安全のため、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
お手入れの際は安全のため、電源プラグを電源コンセントから抜いてください。
4
2. 各部の名称と機能
本体前面
①
③
⑤
⑧
②
④
⑥⑦
⑨
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑮
⑯
⑰
⑱
⑲
⑫
⑩⑪
名称
リモコン受信部
Power スイッチ
Power インジケーター
Source Select スイッチ
Source インジケーター
Monitor スイッチ
Monitor インジケーター
Gain Control スイッチ
Format スイッチ
External Clock インジケーター
Smple Rate ダイヤル
Bit Resolution スイッチ
Bit Resolution インジケーター
Peak Hold Reset スイッチ
デジタルレベルメーター
アナログ VU メーター
Input Level ツマミ
VU Meter スイッチ
VU Meter Left ボリューム
VU Meter Right ボリューム
TONE スイッチ
TONE Low ツマミ
TONE High ツマミ
Mute インジケーター
Master Volume ツマミ
ATT スイッチ
Headphone ツマミ
Headphone ジャック
⑯ ⑰ ⑱
⑭
⑬
⑮
機能
リモコンの信号を受信する
本体電源を入/切する
本体電源の入/切を表示する
入力ソースを切り換える
入力ソースの選択状態を表示する
モニターチャンネルを切り換える
モニターチャンネルの選択状態を表示する
ライン入力のゲインを切り換える
デジタル出力の形式を選択する
外部クロック入力の有無を表示する
サンプリング周波数を選択する
ビット深度(ワード長)を選択する
ビット深度(ワード長)の選択状態を表示する
レベルメーターのピークホールド表示をリセットする
デジタル出力レベルを表示する
ライン出力レベルを表示する
A/D 入力レベル(デジタルレベルメーターに表示)を調整する
VU メーターの感度設定を切り換える
左チャンネル VU メーターの感度を調整する
右チャンネル VU メーターの感度を調整する
トーン機能の入/切を切り換える
低域トーンレベルを調整する
高域トーンレベルを調整する
ミュート状態を表示する
ライン出力音量を調整する
ライン出力音量のアッテネーターを入/切する
ヘッドフォン出力の音量を調整する
ヘッドフォンプラグを接続する
⑲
参照ページ
7
12
12
12
12
12
12
13
13
16
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
13
9
5
本体背面
①
② ③ ⑤
④
名称
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
6
LINE OUT
1 端子
2 端子
BALANCED 端子
REC OUT 端子
PLAY BACK 端子
SOURCE IN
LINE1 IN/BAL 端子
LINE2 IN 端子
LINE3 IN 端子
LINE4 IN 端子
PHONO 端子
GND 端子
DIGITAL OUT
AES/EBU 端子
Coaxial 端子
Optical 端子
DIGITAL IN/OUT
USB 端子
CLOCK OUT 端子
EXTERNAL CLOCK INPUT端子
AC 電源サービスアウトレット
AC 電源インレット
⑥
⑦ ⑧
⑩
⑨
⑪
機能
ライン出力 1
ライン出力 2
バランス出力
録音出力
プレイバック入力
アナログ信号をアンバランス出力する
アナログ信号をバランス出力する
録音機器にアナログ信号を出力する
録音機器のモニター出力を入力する
参照ページ
9
9
9
9
8
ライン 1 入力
ライン 2 入力
ライン 3 入力
ライン 4 入力
フォノ入力
アナログ信号をバランス入力する
レコードプレーヤー出力を入力する
レコードプレーヤーのアース線を接続する
8
8
8
8
8
8
デジタル XLR 出力
デジタル同軸出力
デジタル光出力
デジタル信号をディファレンシャル出力する
デジタル信号をシングルエンド出力する
デジタル信号を光出力する
9
9
9
パソコンの USB 端子を接続する
ワードクロックを出力する
ワードクロックを入力する
AC100V 電源を供給する(Power スイッチに連動)
AC100V 電源を入力する
10
9
9
12
12
アナログ信号をアンバランス入力する
リモコン
1
2
3
4
5
①
②
③
④
⑤
⑥
名称
POWER キー
SOURCE キー
PLAY BACK キー
USB キー
1 キー
2 キー
3 キー
4 キー
PHONO キー
VOL +キー
VOL –キー
MUTE キー
電池フタ
6
機能
電源を入/切する
モニターチャンネルを入力ソースに切り換える
モニターチャンネルをプレイバックに切り換える
モニターチャンネルを USB に切り換える
入力ソースをライン 1 に切り換える
入力ソースをライン 2 に切り換える
入力ソースをライン 3 に切り換える
入力ソースをライン 4 に切り換える
入力ソースをフォノに切り換える
ライン出力の音量を上げる
ライン出力の音量を下げる
ライン出力を消音/解除する
電池交換時にあけ、電池を入れる
„ 準備
z 単 4 乾電池が 2 本付属しています。電池フタを開け、+−
を間違えないように挿入してください。極性を間違えると、故
障や液漏れの原因となります。
z 電池は単 4 マンガン乾電池または単 4 アルカリ乾電池をご
使用ください。
z 種類の異なる電池や、新しい電池と古い電池を混ぜて使
用しないでください。
„
z
z
z
参照ページ
12
12
12
12
12
12
12
12
12
13
13
13
7
使用範囲
30° 30°
正面で約 5m 以内
ご使用の際は
受信部とリモコンの間に障害物を置かないでください。
受信部に直射日光や強い光を当てないでください。
受信部やリモコン送信部に汚れがないことを確認してくださ
い。もし汚れている場合は、乾いたやわらかい布で拭き取っ
てください。
7
3. 接続する
外部機器と接続するときは、以下の点を確認してください。
z Master Volume ツマミと Headphone ツマミを最小にする
z 本機および外部機器の電源を切る
SV-192A/D
レコードプレーヤー (MMカートリッジ)
3.1. 音源を入力する
MC昇圧トランス
またはヘッドアンプ
OUTPUT
R
L
„ 業務用 CD プレーヤーなどのバランス出力を聞く場合
業務用 CD プレーヤーなどのバランスライン出力端子と本機
の SOURCE IN LINE1/BAL 端子を XLR ケーブルで接続し
ます。
1 番ピンは GND、2 番ピンは正相(HOT)、3 番ピンは逆相
(COLD)です。
SV-192A/D
右
左
左
右
業務用CDプレーヤーなど
INTPUT
R
L
レコードプレーヤー (MCカートリッジ)
„ カセットデッキなどのプレイバック音声を聞く場合
カセットデッキなどのライン出力端子と本機の PLAY BACK
端子を RCA ケーブルで接続します。
R
L
OUTPUT
右(赤)
右
(赤)
„ CD プレーヤー、DVD プレーヤー等のライン出力を聞く場合
CD プレーヤー、DVD プレーヤー等のアンバランスライン出力
端子と本機の SOURCE IN LINE2 または LINE3、LINE4 端
子を RCA ケーブルで接続します。
右(赤)
右
(赤)
左
(白)
SV-192A/D
左(白)
チューナー、CDプレーヤーなど
R L
OUTPUT
„ レコードプレーヤーの出力を聴く場合
レコードプレーヤーのライン出力端子と本機の PHONO 端子
を RCA ケーブルで接続します。アース線がある場合は、本
機の GND 端子に接続します。
ご注意
本機の PHONO 端子はMMカートリッジ用です。MC カート
リッジをご使用の際は、別途昇圧トランスやヘッドアンプをご
用意ください。
8
左
(白)
R L
OUTPUT
SV-192A/D
左(白)
カセットデッキ、MDデッキなど
3.2. 音声を出力する
3.3. デジタル音声を出力する
„ 業務用パワーアンプで聞く場合
本機の LINE OUT BALANCED 端子とパワーアンプのバラン
ス入力端子を XLR ケーブルで接続します。
左
SV-192A/D
デジタル録音についての詳細は、「5 録音する」を参照してくださ
い。
„ XLR デジタルケーブルで接続する場合
本機の DIGITAL OUT AES/EBU 端子と外部機器の XLR
デジタル入力端子を XLR デジタルケーブルで接続します。
1 番ピンは GND、2 番ピンは正相(HOT)、3 番ピンは逆相
(COLD)です。
左
右
右
業務用パワーアンプ
R
L
INTPUT
„ 同軸ケーブルで接続する場合
本機の DIGITAL OUT Coaxial 端子と外部機器の同軸デ
ジタル入力端子を同軸デジタルケーブルで接続します。
„ 光ケーブルで接続する場合
本機の DIGITAL OUT Optical 端子と外部機器の光入力
端子を光ケーブル(TOS-Link)で接続します。
„ 民生用のパワーアンプで聞く場合
本機の LINE OUT 1 または LINE OUT 2 端子とパワーアン
プのライン入力端子を RCA ケーブルで接続します。
左(白)
右(赤)
3.4. 外部クロックを接続する
外部クロックの使用については、「5.6 他のデジタル音響機器と
同期をとる」を参照してください。
„ 本機をマスターにする場合
本機の CLOCK OUT 端子とデジタルレコーダーなどのワード
クロック入力端子を BNC ケーブルで接続します。
SV-192A/D
左(白)
右(赤)
R
L
INTPUT
SV-192A/D
業務用デジタルレコーダーなど
„ カセット・MD デッキなどで録音する場合
本機の REC OUT 端子とカセットデッキ等の入力端子を
RCA ケーブルで接続します。
右(赤)
右
(赤)
左
(白)
SV-192A/D
CLOCK IN
ご注意
ワードクロックを入力している間は、CLOCK OUT 端子の
出力は無効となります。
左(白)
カセットデッキ、MDデッキなど
R L
INTPUT
„ ヘッドフォンで聞く場合
電源を入れてから、Headphone 端子にヘッドフォンのプラグ
(ステレオ標準プラグ)を接続します。
„ 本機をスレーブにする場合
本機の EXTERNAL CLOCK INPUT 端子とワードクロックジ
ェネレーターのクロック出力端子を BNC ケーブルで接続しま
す。
デジタルレコーダーなどのクロック入力は、クロックジェネレータ
ーから直接入力します。
9
ご注意
他の USB オーディオ機器を同時に接続していると、パソコ
ンから認識されないことがあります。全ての USB オーディオ
機器を外してから、再度本機を接続してください。
正しく認識されなかった場合、パソコンを再起動したり、他
の USB ポートに接続しなおしたりすることで認識されること
があります。
Windows 標準ドライバ以外のオーディオドライバ(ASIO な
ど)には対応していません。
CLOCK OUT
クロックジェネレーター
SV-192A/D
① パソコンと接続する
パソコンと本機を、USB ケーブルで接続します。
SV-192S
② パソコンに認識されたことを確認する
以下の手順で確認してください。
CLOCK IN
業務用デジタルレコーダーなど
„ Windows XP をお使いの場合
ご注意
EXTERNAL CLOCK INPUT 端子は、本機内部にて 75
Ω終端されています。接続の際は、75Ω負荷対応機器
をご使用ください。また、分岐コネクタは使用しないでくださ
い。他の機器に分岐して接続したりターミネーターを接続
したりすると、ワードクロックを正しく受信できないことがあり
ます。
本機は 32k、44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192kHz
のワードクロックにのみ対応しています。スーパークロック等
には対応していません。
ワードクロックを入力している間は、CLOCK OUT 端子の
出力は無効となります。
コントロールパネルを開き、「サウンド、音声、およびオーディオ
デバイス」を選択する
3.5. パソコンと接続する
本機とパソコンを接続するには、以下の環境が必要です。
z Windows 2000/XP/Vista/7 が正常に動作
z USB ポート(USB1.1 以上)を搭載
ご注意
お使いの環境によっては、上記を満たしていても正常に動
作しないことがあります。特に、搭載するチップセットによっ
てはノイズが発生する事例(例:Intel I915G チップセット)
があります。
USB2.0 または USB3.0 ポートに接続した場合も、USB1.1
でのデータ伝送になります。
10
「サウンドとオーディオ デバイス」を選択する
「オーディオ」タブを開く
「音の再生」―「規定のデバイス(D)」で「USB Audio CODEC」
を選択する
「録音」―「規定のデバイス(E)」で「USB Audio CODEC」を選
択する
[OK]ボタンをクリックする
„ Windows Vista をお使いの場合
「サウンド」―「オーディオデバイスの管理」を選択する
「再生」タブを開く
「スピーカー USB Audio CODEC」を選択し、[規定に設定
(S)]ボタンをクリックする
※○
✔ がついていれば、すでに選択されています
「コントロール パネル」を開く
「ハードウェアとサウンド」を選択する
「録音」タブを開く
「マイク USB Audio CODEC」を選択し、[規定に設定(S)]ボ
タンをクリックする
※○
✔ がついていれば、すでに選択されています
11
4. 聴く
4.2. 音源を選択する
4.1. 電源を入れる
„ 音源選択の概要
入力ソース(SOURCE)は、LINE1∼LINE4、PHONO から
選択します。選択された入力ソースの音源は、モニターチャ
ンネルの選択状態に関わらず常に A/D 変換されます。
① 外部機器と接続する
「3.接続する」を参照してください。
② 音量を最小にする
Master Volume ツマミおよび Headphone ツマミを左に回しま
す。
③ 電源コードのソケットを AC 電源インレットに接続し、プラグを
コンセントに差し込む
ご注意
電源コード接続中、本機は待機状態になっているため、
わずかに電力を消費します。長くご使用にならない場合
は、電源コードのプラグをコンセントから抜いてください。
④ 電源を入れる
<本体での操作>
Power スイッチを ON 方向に操作します。
<リモコンでの操作>
POWER キーを押します。
Power インジケーターが点滅を始め、起動待ち状態になりま
す。この時、Mute インジケーターが点灯し、ヘッドフォン出力
(Headphone)、ライン出力(LINE OUT)、録音出力(REC
OUT)がミュート(無音)状態になります。
30 秒を経過すると Power インジケーターが点灯し、ミュート
が解除されて動作状態になります。
AC サービスアウトレットについて
本機の電源が入っている間、他のオーディオ機器に
AC100V 電源を供給することができます。外部機器の電
源プラグを AC 電源サービスアウトレットに差込んでくださ
い。
消費電流 4A 以上の機器は接続しないでください。故障
の原因になります。
本機の電源が切れると、サービスアウトレットの電源供給
も停止します。
12
モニターチャンネル(MONITOR)は、SOURCE、REC OUT、
USB から選択します。モニターチャンネルで選択した音源は、
ライン出力(LINE OUT)及びヘッドフォン出力(Headphone)
より出力されます。
ライン入力を音源とする場合
① モニターチャンネルを「SOURCE」にする
<本体での操作>
SOURCE インジケーターが点灯するまで、Monitor スイッチを
上方向に操作します。
<リモコンでの操作>
SOURCE キーを押します。
② 入力ソースを選択する
<本体での操作>
お好みの入力ソースのインジケーターが点灯するまで、
Source Select スイッチを上下に操作します。
<リモコンでの操作>
1∼4 キー、または PHONO キーを押します。
③ 適度な音量に調節する
「4.3 音を調節する モニター音量を調節する」を参照してく
ださい。
プレイバック入力を音源とする場合
① モニターチャンネルを「PLAY BACK」にする
<本体での操作>
PLAY BACK インジケーターが点灯するまで、Monitor スイッ
チを上下方向に操作します。
<リモコンでの操作>
PLAY BACK キーを押します。
② 適度な音量に調節する
「4.3 音を調節する モニター音量を調節する」を参照してく
ださい。
パソコンを音源とする場合
① モニターチャンネルを「USB」にする
<本体での操作>
USB インジケーターが点灯するまで、Monitor スイッチを下方
向に操作します。
<リモコンでの操作>
USB キーを押します。
② 再生する
再生ソフトなどで、音声ファイルを再生します。
③ 適度な音量に調節する
「4.3 音を調節する モニター音量を調節する」を参照してく
ださい。
パソコンを音源とする場合、他のソースよりも音量が小さいこ
とがあります。再生ソフトの音量と Windows の音量を大きく
してください。
4.3. 音を調節する
モニター音量を調節する
<本体での操作>
Master Volume ツマミを回して調節すると、ライン出力
(LINE OUT)の音量が変わります。Headphone ツマミを回し
て調節すると、ヘッドフォン音量が変わります。
<リモコンでの操作>
+キーまたは−キーを押すと、ライン出力(LINE OUT)の音
量が変わります。ヘッドフォン音量は本体の Headphone ツマ
ミで調節してください。
ご注意
High に す る と 、 突 然 音 量 が 大 き く な り ま す 。 Master
Volume ツマミで音量をしぼってから Gain Control スイッチ
を High にしてください。
消音する(ミュート)
(リモコン操作のみ)
リモコンの MUTE キーを押すと、ライン出力(LINE OUT)が
一時的に消音し、Mute インジケーターが点灯します。再度
MUTE キーを押すと消音を解除し、Mute インジケーターが
消灯します。
録音出力(REC OUT)、ヘッドフォン出力(Headphone)、デ
ジタル出力に対しては機能しません。
電源投入後の起動待ち状態では、録音出力(REC OUT)、
ヘッドフォン出力(Headphone)、デジタル出力も消音しま
す。
トーンを調節する
Tone スイッチを ON にすると、トーン調節機能が有効になり
ます。Low ツマミで低域を、High ツマミで高域を調節し、お
好みの音質でお聴きください。
アナログ VU メーターの調整
<通常使用の場合(+4dB)>
VU Meter スイッチを+4dB 側に切り換えてください。ライン出
力が+4dB の時、メーター指針が 0VU を指します。
<振れ具合を変えたい場合>
① VU Meter スイッチを Variable 側に切り換える
小さな音量で聴く(アッテネーター)
小さな音量で聴きたい時、ATT スイッチを-10dB にするとラ
イン出力レベルが下がり、ボリュームの微調整がしやすくなり
ます。
ヘッドフォン出力に対しては機能しません。
ご注意
ATT スイッチを Normal にすると、突然音量が大きくなりま
す。Master Volume ツマミで音量をしぼってから ATT スイッ
チを Normal にしてください。
入力ゲインを切り換える
Line Gain Control スイッチを High にすると、入力ソース
(SOURCE)のゲインが約+10dB 上がります。
携帯型デジタル・メディア・プレイヤーなどの音を聴くときには
High、据置き型の CD プレーヤーなど、通常のご使用時は
Low でお使いください。
② Left ボリューム、Right ボリュームを調整する
細い+ドライバーなどを差し込み、調整します。強く差し込
んだり、回しすぎたりしないでください。
4.4. デジタル音声を出力する
① A/D 入力レベルを最小にする
Left Channel、Right Channel の Input Level ツマミで A/D
入力の音量をしぼります。
② 出力フォーマットを選択する
業務用機器などに AES/EBU 端子で接続する場合は
Format スイッチを「AES/EBU」に切り換えます。
民生機器に Coaxial 端子または Optical 端子で接続する
場合や、パソコンに USB で出力する場合は、Format スイッ
チを「S/PDIF」に切り換えます。
13
③ 音源を入力する
「3.1 音源を入力する」を参照してください。
5. 録音する
④ サンプリング周波数を選択する
Sample Rate ダイヤルでお好みのサンプリング周波数を選択
します。パソコンに USB で接続する場合は 32/44.1/48kHz
を選択してください。
本機へ入力したアナログ音声をデジタル出力し、パソコンやデジ
タルレコーダーなどでデジタル録音します。また、本機のアナログ
出力を録音することも可能です。(以下の接続は一例です。お
使いの機器や環境によって使い方は異なります。)
⑤ ビット深度を選択する
お好みの Bit Resolution インジケーターが点灯するまで、Bit
Resolution スイッチを上下に操作します。パソコンに USB で
接続する場合は 16bit を選択してください。
⑥ A/D 入力レベルを調節する
デジタルレベルメーターを確認しながら、Input Level ツマミを
まわして調節します。目安として、黄色が時々点灯し、最
大レベル時に橙色が点灯するようにします。入力信号がレ
ベルオーバーのとき(信号クリップ時)は赤色が点灯します。
5.1. Level-1(32/44.1/48kHz 16bit)
パソコンを本機に接続することで、32/44.1/48kHz、16bit での
録音が可能です。
z 本機のほかにご用意いただく機器など
Windows パソコン、USB ケーブル、録音ソフト
SV-192A/D
ご注意
入力レベルが大きすぎる場合(約+4dB 以上)は、音の歪
みのため、赤ランプが点灯しない場合があります。
ピークホールド機能により、赤色が一度でも点灯すると赤色
の点灯状態を保持します。ピークホールドを解除するには、
Peak Hold Reset スイッチを下方向に操作します。
入力ソース及びサンプリング周波数を切り換えると、ピークホ
ールドは解除されます。
点灯色
赤
橙
黄
緑
緑
入力レベル
オーバー(Peak)
-3dB
-6dB
-9dB
-12dB
点灯色
緑
緑
緑
緑
入力レベル
-18dB
-24dB
-30dB
-40dB
Windowsパソコン
USB
① USB ケーブルでパソコンに接続する
パソコンと本機を USB ケーブルで接続します。Windows 標
準ドライバを使用しますので、特別なデバイスドライバは不
要です。
ご注意
ASIO には対応していません。
USB2.0 または USB3.0 ポートに接続した場合も、USB1.1
でのデータ伝送になります。
② 音源を入力する
LINE2∼LINE4 または PHONO に音源を接続し、Source
Select スイッチで入力ソースを選択します。
(「4.2 音源を選択する」を参照してください。)
③ デジタル出力の設定をする
Format スイッチを S/PDIF に切り換えます。
Sample Rate ダイヤルは 32k/44.1k/48k のいずれかに、Bit
Resolution スイッチは 16bit に切り換えます。
(「4.4 デジタル音声を出力する」を参照してください。)
④ 録音ソフトを起動し、録音を開始する
録音ソフトのサンプリング周波数設定は、本機のサンプリン
グ周波数と同じにしてください。
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ご注意
録音ソフトで録音中の音をモニターすると、音源に対して
パソコンの処理時間分の遅れが生じます。
(「4.2 音源を選択する」を参照してください。)
5.2. Level-2a(88.2/96kHz 24bit)
④ デジタル出力の設定をする
Format スイッチ、Sample Rate ダイヤル、Bit Resolution ス
イッチを切り換えます。(「4.4 デジタル音声を出力する」を参
照してください。)
フォーマット、サンプリング周波数、ビット深度は、お使いのサ
ウンドインターフェース機器の仕様に合わせてください。
サンプリング周波数 88.2/96kHz、24bit でパソコンに録音するに
は、別途サウンドインターフェース機器が必要です。
⑤ 録音ソフトを起動し、録音を開始する
本機のデジタル出力を録音する場合
z 本機のほかにご用意いただく機器など
Windows パソコン、サウンドインターフェース機器、デジタルケ
ーブル(同軸または光)、録音ソフト、USB ケーブルなど
本機のアナログ出力を録音する場合
サウンドインターフェース機器がアナログ入力に対応している場
合は、本機の REC OUT 端子と接続し、デジタル録音すること
が可能です。
z 本機のほかにご用意いただく機器など
Windows パソコン、USB サウンドユニット、USB ケーブル、
RCA ケーブル、録音ソフト
Windowsパソコン
+
サウンドカード
操作等の詳細は、サウンドインターフェース機器の仕様をご
確認ください。
SV-192A/D
USB
5.3. Level-2b(88.2/96kHz 24bit)
本機のデジタル出力をデジタルレコーダーで録音します。
USBサウンドユニット
LINE IN
R
L
LINE OUT
R
L
DIGITAL
IN
Coax Opt
DIGITAL
OUT
Coax Opt
USB
Windowsパソコン
① サウンドインターフェース機器をパソコンに接続する
<USB サウンドユニットをお使いの場合>
パソコンと USB サウンドユニットを USB ケーブルで接続しま
す。
<内蔵サウンドカードをお使いの場合>
パソコンにサウンドカードを組み込みます。
ご注意
お使いのサウンドインターフェース機器のデバイスドライバやア
プリケーションソフトをインストールする必要があります。
ASIO への対応/非対応はお使いのサウンドインターフェー
ス機器の仕様をご確認ください。
② デジタルケーブルで接続する
本機の DIGITAL OUT 端子とサウンドインターフェース機器
のデジタル入力端子を同軸デジタルケーブルまたは光ケーブ
ル(TOS-Link)で接続します。
③ 音源を入力する
LINE2∼LINE4 または PHONO に音源を接続し、Source
Select スイッチで入力ソースを選択します。
z 本機のほかにご用意いただく機器など
デジタルレコーダー、デジタルケーブル(XLR、同軸、光のいず
れか)
SV-192A/D
業務用デジタルレコーダーなど
Optical Coaxial AES/EBU
DIGITAL IN
① デジタルケーブルで接続する
本機の DIGIATL OUT 端子とデジタルレコーダーのデジタル
入力端子をデジタルケーブルで接続します。
② 音源を入力する
LINE1∼LINE4 または PHONO に音源を接続し、Source
Select スイッチで入力ソースを選択します。
(「4.2 音源を選択する」を参照してください。)
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③ デジタル出力の設定をする
Format スイッチ、Sample Rate ダイヤル、Bit Resolution ス
イッチを切り換えます。(「4.4 デジタル音声を出力する」を参
照してください。)
フォーマット、サンプリング周波数、ビット深度は、お使いのデ
ジタルレコーダーの仕様に合わせて設定してください。
④ 録音を開始する
5.4. Level-3(176.4k/192k 24bit)
サンプリング周波数 176.4k/192kHz、24bit で録音するには、
176.4/192kHz、24bit に対応したサウンドインターフェース機器
やデジタルレコーダーが別途必要です。(デュアルワイヤー方式に
は対応していません)
接続及び使用方法は Level-2a、Level-2b と同様です。
5.5. アナログ出力を録音
本機のアナログ出力を、カセットデッキなどで録音します。接続
については、「3.2 音声を出力する」を参照してください。
z 本機のほかにご用意いただく機器など
カセットデッキ等の録音機器、RCA ケーブルなど
操作等の詳細は、録音機器の仕様をご確認ください。
5.6. 他のデジタル音響機器と同期をとる
本機のデジタル出力を他のデジタルオーディオ機器に入力して
録音する場合、同一のマスタークロックで同期を取ることで、精
度の高い録音が可能になります。(接続する機器により異なる
場合があります)
本機をマスターにする場合
① 接続する
「3.4 外部クロックを接続する」を参照してください。
② サンプリング周波数を選択する
Sample Rate ダイヤルでサンプリング周波数を選択します。
選択したサンプリング周波数と同じ周波数のワードクロックが
出力されます。
③ 接続した外部デジタルオーディオ機器を外部同期設定にす
る
本機をスレーブにする場合
① 接続する
「3.4 外部クロックを接続する」を参照してください。
16
② ワードクロックを入力する
ワードクロックジェネレーターのクロック出力をお好みの周波
数に設定し、本機に入力します。
External Clock インジケーターが点灯し、入力されたクロック
に同期したデジタル音声が出力されます。
ご注意
External Clock インジケーターの点灯中は外部クロックでサ
ンプリングを行っているため、Sample Rate ダイヤルは機能し
ません。本機でサンプリング周波数を設定したい場合は、
外 部 ワ ー ド ク ロ ッ ク を 止 め る か 、 EXTERNAL CLOCK
INPUT 端子から BNC ケーブルを外してください。
6. 仕様
一般
品名
外形寸法
重量
使用環境
電源
消費電力
動作温度
プリアンプ部
入力端子
用語集
AES/EBU
デジタルオーディオの業務規格です。一般的に XLR ケーブル
を使用して伝送します。
A/D コンバーター内蔵プリアンプ
435(W)×99.5(H)×280(D) mm
(突起物を除く)
約 6.8kg
交流 100V 50/60Hz
50W (無信号時) / 0.1W (待機時)
0∼40℃
バランスライン(2 番 HOT)×1 (LINE1)
アンバランスライン×3 (LINE2-LINE4)
フォノ(MM)×1 (PHONO)
プレイバック×1
(PLAY BACK)
入力感度
775mV (0dBu) (LINE1)
245mV (-10dBu) (LINE2-4/PLAY BACK)
3mV (-48.2dBu) (PHONO)
入力インピーダンス 10kΩ
(LINE1)
100kΩ
(LINE2-4)
50kΩ
(PLAY BACK)
フォノイコライザー RIAA 特性
出力端子
バランス(2 番 HOT)×1
(BALANCED)
アンバランス×2
(LINE OUT 1、2)
録音×1
(REC OUT)
ライン定格出力 0.775V (0dBu)
(定格入力、Master Volume 最大時)
ヘッドフォン出力部
端子
φ6.3 ステレオ標準
定格出力
500mW (40Ω負荷時)
デジタル出力部
出力端子
XLR×1、RCA×1、TOS-Link×1
サンプリング周波数 32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz
ビット深度
16/20/24bit
信号形式
AES/EBU、S/PDIF
USB 部
入出力端子
USB1.1 (B タイプ)×1
サンプリング周波数 32/44.1/48kHz
ビット深度
16bit
対応 OS
Windows 2000/XP/Vista/7 (※1)
外部ワードクロック部
入出力端子
BNC×1
入出力周波数 32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz
信号レベル
TTL (内部にて 75Ω終端)
A/D コンバーター
音声のアナログ信号をデジタル信号に変換する回路です。
A/D 変換
A/D コンバーターにより、音声のアナログ信号をデジタル信号
に変換する処理です。
D/A コンバーター
音声のデジタル信号をアナログ信号に変換する回路です。
D/A 変換
D/A コンバーターにより、音声のデジタル信号をアナログ信号
に変換する処理です。
S/PDIF
デジタルオーディオの民生規格です。一般的に同軸ケーブル
または光ケーブルで伝送します。
クロックジェネレーター
ワードクロックを発生する装置です。複数のデジタル音響機
器を同期させる場合に使用します。
サウンドインターフェース
パソコンの音声を出力したりパソコンに音声を取り込むための
外部接続機器です。PCI などの内部バススロットに差し込むサ
ウンドカードや、USB で接続する USB サウンドユニットなどがあり
ます。
ワードクロック
デジタル音声信号の 1 単位(ワード)に対応したクロックです。
再生機と録音機に同じクロックジェネレーターのワードクロックを
入力することで、再生機と録音機の同期を取ることができます。
(※1) 全ての機種のパソコンについて動作を保障するものでは
ありません。
17
内部機能ブロック図
18
7. お困りのときは
7.1. 故障かな?と思ったら
修理をご依頼の前に、下記の内容を確認してください。それで
も正常に動作しない場合はサービス係にお問合せください。
共通
„ 電源が入らない
z 電源コードは正しく接続されていますか?
電源コードのソケットを AC インレットに正しくつなぎ、プラグを
コンセントに差し込んでください。
z リモコンの電池が切れていませんか?
リモコンの乾電池を新しいものに交換してください。
プリアンプ出力
„ 音が聞こえない
z 音源は正しく入力されていますか?
音源機器の出力から本機の SOURCE IN 端子にケーブル
を正しくつなぎ、音源を再生してください。
z モニターチャンネルは正しく選択されていますか?
LINE1∼LINE4 または PHONO を聞く場合は、「SOURCE」
を選択してください。
デジタル出力
„ 設定したサンプリング周波数どおりに出力されない
z External Clock インジケーターが点灯していませんか?
外部ワードクロックの入力中は、サンプリング周波数は外部
クロックの周波数に依存します。Sample Rate ダイヤルを有
効にするには、外部クロックを停止するか、クロックジェネレー
ターとの接続ケーブルを抜いてください。
„ パソコンで正しく録音できない
z サンプリング周波数は正しく設定されていますか?
Sample Rate ダイヤルの設定を確認してください。USB 録音
は 32kHz、44.1kHz、48kHz にのみ対応しています。
„ ビット深度は正しく設定されていますか?
Bit Resolution スイッチの設定を確認してください。USB 録
音は 16bit にのみ対応しています。
デジタル入力
„ パソコン(USB 経由)の再生音が聞こえない
z パソコンの再生デバイスは正しく設定されていますか?
パソコンの再生設定で、優先するデバイスが「USB オーディ
オーデック」になっていることを確認してください。
(「3.5 パソコンと接続する」を参照してください)
z パソコンの音量設定が小さくなっていませんか?
再生ソフトの音量と Windows の音量を大きくしてください。
„ パソコン(USB 経由)の再生音にノイズが入る
z 音源ファイルに問題はありませんか?
パソコンのスピーカー等で、音源ファイルに異常がないことを
確認してください。
ご注意
搭載するチップセット(Intel I915G チップセットなど)によっ
てはノイズが発生する場合があります。
„ 外部ワードクロックに同期しない
z ケーブルは正しく接続されていますか?
ワードクロックジェネレーターと本機の接続を確認してください。
分岐コネクタやターミネーターは使用しないでください。
„ ワードクロックは正しく出力されていますか?
ワードクロックジェネレーターの設定を確認してください。
本機のワードクロック入力は、32kHz、44.1kHz、48kHz、
88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz に対応しています。ス
ーパークロックには対応していません。
7.2. お問合せとアフターサービス
この製品には保証書が別途添付されています。この取扱説明
書と一緒に大切に保管して下さい。
本機は保証書に記載の内容にて保証をいたします。万一故障
が発生し修理を依頼される場合は、下記サービス係にお問合
せ下さい。
保証期間経過後の修理などについて、またはご不明な点も、
下記サービス係にお問合せ下さい。
„ パソコンの録音デバイスは正しく設定されていますか?
パソコンの録音設定で、優先するデバイスが「USB Audio
CODEC」になっていることを確認してください。
(「3.5 パソコンと接続する」を参照してください)
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株式会社サンバレー 通信販売専門店 「ザ・キット屋」
〒448-0844 愛知県刈谷市広小路4丁目201番地
TEL (0566)24-6881 FAX (0566)24-0554
http://www.kit-ya.jp/
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18QA0190AN